映画は心の筋トレ

子どものころ観たゴジラ映画に始まって今も観続けている映画の備忘録

2021-06-01から1ヶ月間の記事一覧

「フライ,ダディ,フライ」ロープ登りを教える岡田准一君の格闘センスに感心

本作「フライ,ダディ,フライ」は金城一紀氏の小説の映画化作品なんだそうですが、私は残念ながら知りませんでした。 ただ、平凡なサラリーマンが、彼の娘が怪我させられたことをきっかけにトレーニングに励み、ついに加害者と対決する、というそのストーリー…

「エージェント・マロリー」リアルな総合格闘家の見せるアクションには瞬発力と持久力が必要

主役のマロリー・ケイン演じるのはジーナ・カラーノ。 彼女、リアルにアメリカのWEF(ワールド・エクストリーム・ファイティング)などの試合に出ていた総合格闘家なんです。 高校ではバスケットボール、バレーボール、ソフトボールなどをやっていて、大学在…

「アトミック・ブロンド」背中の筋肉が隆起したシャーリーズ・セロンを観て脊柱起立筋を鍛える

こういうスパイものは話がややこしくって、頭がついていかず、途中から人間関係や組織の関係を把握するのをやめてしまいました。 それよりも主役のローレン・ブロートン演じるシャーリーズ・セロンの見事なアクション、キレのいい動きを観ているだけで満足で…

「ミッション:インポッシブル/ローグ・ネイション」ハンギング・レッグレイズで魅せるトム・クルーズ

本作でトム・クルーズが基本に忠実な筋トレの成果を見せてくれます。 1.トム・クルーズのハンギング・レッグレイズ トム・クルーズ演じるイーサン・ハントが敵の罠にかかって拘束されているシーン。 手首に手錠をかけられそのまま輪っか状態になった両腕を…

「ハンナ」ひたすら走るハンナを観て筋トレとしての短距離ダッシュを考える

筋肉を大きくしようとすると、ダンベルを使った筋トレ、または自分の体重のみを負荷とした筋トレ(自重トレ)がありますが、短距離ダッシュも通常の筋トレと併用すると効果が大きいんです。 短距離ダッシュは、短時間で効率的に脂肪燃焼を促すことができ、さ…

「LUCY/ルーシー」覚醒したスカヨハの立ち居振る舞いを観て背筋を鍛える

「人間はその脳の10%しか使っていない」という説があり、もしその脳の機能を100%使えたらどうなるのだろう?という未知の領域を描いたSF映画。 主人公の平凡な女性ルーシーが交際相手のせいで事件に巻き込まれ、体内に新種の麻薬を埋め込まれるのだが、麻…

「日本で一番悪い奴ら」肩幅を広くするための筋トレをやってみる

先日観た「孤狼の血」が予想以上に良かったものですから、同じ白石和彌監督による「日本で一番悪い奴ら」を観ることにしました。 タイトル「日本で一番・・・」というのも関心を惹きましたね。 1.転落に次ぐ転落を重ねる主人公 主人公の諸星要一(綾野剛)…

「悪女/AKUJO」どうやって撮ったの? 目が回るほどのアクションシーン

これまで、韓国映画というのはほとんど観たことがありません。 が、この「悪女」予告編で観たアクションシーンに惹かれて鑑賞してみました。 いや、もう途中から目が回る感じでくらくらしてしまいました。 それだけアクションシーンのスピード感も素晴らしか…

「新聞記者」人間として懊悩する姿をもっと見せてほしかった

本日の映画は「新聞記者」 神崎の死に疑問をもつ杉原(松坂桃李)と、資料を調査している毎朝新聞記者の吉岡(シム・ウンギョン)が協力し、この医療系大学の目的がウィルス研究から更には軍事転用、つまり生物兵器の開発であるという結論に行きつく。 毎朝…

「アナイアレイション -全滅領域-」ナタリー・ポートマンの体幹の強さ

今日の映画はSFスリラー「アナイアレイション‐全滅領域‐」 原題は「Annihilation」 難しい英語ですね。「全滅、絶滅、壊滅」という意味です。 「レオン」のナタリー・ポートマンが主演だし、兵士姿の女性5人が立っている予告シーンが格好良かったので観るこ…

「孤狼の血」若手エリート刑事が覚醒する

昭和63年(1988年)広島の呉原市という架空の都市を舞台に、暴力団抗争の火種となる金融会社社員の失踪事件を追う刑事たち、対立する二つの暴力団の抗争、暴力団と警察との癒着などを描く。 この手の映画は「仁義なき戦い」(1973)はじめ、何本も製作された…

「ライリー・ノース復讐の女神」空白の5年間を描いてほしかった

本日の映画は「ライリー・ノース復讐の女神」 女性が強くなって復讐のために戻ってくるという私の好みのストーリーです。 1.戦闘マシーンとなったライリー 平凡な主婦であった時のライリーとはその表情も立ち居振る舞いも全く異なっていた5年後のライリー…

「ジョン・ウィック:パラベラム」らしくなくなってきたジョンウィック

「ジョン・ウィック」(2014年)「ジョン・ウィック:チャプター2」(2017年)に引き続き2019年公開の第3弾。 コンチネンタル・ホテルでルール違反の殺しを犯し、追放処分を受け懸賞金1400万ドルをかけられた殺し屋ジョン・ウィック。 彼は懸賞金を狙う全世…

「ダ・ヴィンチ・コード」一幅の絵画は千の言葉を語る・・・らしい

先日「インフェルノ」を観たことだし、これは第一作の「ダ・ヴィンチ・コード」は是非、観ておかなければならんでしょう、ということで。 しかしこの手の宗教関連、キリスト教関連のものは苦手ですね。 そもそも基礎知識が備わってないし・・・ 謎解き、暗号…

「ザ・ファブル」後半のテンポの良さとよく鍛えられた岡田准一

本作はその作品に対する評価が結構、高かったようですが、でもさほど期待せずに観ることに。 冒頭の料亭のシーン。 いかにも外国の映画に出てきそうな変に日本的なものを(どぎつい色合いも)強調した料亭の作りになっていて、ここはややうんざり。 本作は日…

「サムライせんせい」市原隼人の大胸筋を見て改めて筋トレの目的を考えてみた

学生時代ほどではありませんが、邦画も結構観るんです。 三船敏郎のドキュメンタリーも良かったし、岡本喜八作品はやはり見応えありました。 そこで今回はこれ。 「サムライせんせい」 幕末・明治維新150周年記念の作品なんです。 舞台は高知。 土佐勤皇党の…

「ジョーカー」ホアキン・フェニックスの痩せ細った体が凄すぎる

筋トレをやる時間がとれない、忙しい時によくやるのはアイソメトリックス。 でも「よくやる」というほど意識してやるほどのものでもないのです、これ。 例えば、体の前で両掌を合わせて全力で押し合い10秒維持するとかの、静止したまま筋肉が力を出している…

「インフェルノ」謎解きだけでいいんだけどな・・

忙しくてあまり筋トレの時間が取れないときは、すきま時間を見つけてちょこちょこ出来る筋トレをやるようにしています。 1.すきま時間に出来るスクワット こういう時はスクワットがやりやすいです。 最も場所をとらないトレーニングだし、太腿は身体の中で…

大げさにすればするほど面白い.....「翔んで埼玉」

今日の映画は日本アカデミー賞優秀作品賞の「翔んで埼玉」 タイトル名は聞いたことはあるという程度で、さほど興味はなかったんです。 ただ日本アカデミー賞にノミネートされたということでどんなものかなと観てみました。 原作の漫画は、あの「パタリロ」の…

「天空の蜂」原発への問題提起というテーマだけに絞った方がいいのでは

あの「3・11」は何年経過しても強烈な印象を残しています。 ということで原発に関連した映画を探してみると邦画にありました。 「天空の蜂」東野圭吾原作(1995年発行)です。 1.テロリスト 天空の蜂を名乗るテロリストが巨大ヘリコプターを奪い、日本…

「ファイト・クラブ」想像したものと違ったけど息もつかせぬ面白さ

先日観た「セブン」の流れでまたまたデヴィッド・フィンチャーを。 「セブン」は連続猟奇殺人事件の話なので私個人の好みでは全くなかったのですが、この「ファイト・クラブ」はそのタイトルからしても格闘を通じて男が成長していくような、そんなストーリー…

「アリータ: バトル・エンジェル」宿敵を一撃で仕留めるエンジェル

本日の映画は「アリータ: バトル・エンジェル」 「木城ゆきと」という方による漫画「銃夢」(ガンム)が原作なんだそうですね。 「銃夢」という漫画のことは全く知りませんでしたが、映画予告編を観て、「何だこの主人公の顔は??」と興味をひいたわけです…

「セブン」衝撃的なラストは想像を超えた・・・ネタバレあり

本日の映画は「セブン」(劇中の表記は Se7en) 連続猟奇殺人事件を描いた映画、この手のは苦手なので評判が良くても敬遠してきたんです。 が、せっかく何本かデヴィッド・フィンチャーの作品を観てきたのだからやはり観ておくか、と半分、義務感で観てしま…

「キングダム」アクション女優、長澤まさみ!

本年3月6日に発表された日本アカデミー賞では、作品賞・主演男優賞・主演女優賞は「新聞記者」が獲り、助演男優賞・助演女優賞は「キングダム」が獲得。 「キングダム」は週刊ヤングジャンプに連載されている漫画作品(作:原泰久) 単行本発行部数は56巻発…

「プライベート・ウォー」貫録のロザムンド・パイク

今日の映画は「プライベート・ウォー」 主演はロザムンド・パイク。 予告で観た彼女が黒の眼帯(アイパッチ)をしているのが格好良かったので。 期待通りでした。 ロザムンド・パイクは良かった! この時39歳、貫禄です! 1.ライスよりいい?! 本作は2012…

「アンドロメダ・・・」生物兵器を作ろうとしたあげくのまさかの顛末

パンデミックものの映画を観ようと先日は「コンテイジョン」を観ました。 本日はこの「アンドロメダ・・・」(The Andromeda Strain) 1971年の映画だし画像も今の時代においては古臭い。 でもほんとに地味な作品ながら面白かったです! 1.ニューメキシコ…

「ターミネーター:ニュー・フェイト」「審判の日」を阻止したのに・・・

「ターミネーター:ニュー・フェイト」(Terminator: Dark Fate) ターミネーターシリーズは1997年公開の「ターミネーター2」まで観て、あとの作品は観ていなかったんです。 ただ本作は「ターミネーター2」の正当な続編ということらしく、ジェームズ・キャ…

「隠し砦の三悪人」気品ある上原美佐はお姫様だった

先日観た「独立愚連隊」(1959)について、さほど強烈な印象はなかったのですが、唯一、上原美佐の印象だけはとても強く残っており、彼女を見たいがためだけに本作を視聴してみました! 雪姫を演じる上原美佐、大学在学中に本作のヒロインとして抜擢されたと…

「ミラーズ・クロッシング」帽子の似合う男一匹、どこへ行く・・・

またコーエン兄弟ですヨ。 今日は「ミラーズ・クロッシング」 禁酒法時代、ギャング間の抗争を描いた映画。 トムが参謀格を務める一方のボスがレオ、アルバート・フィニーが貫録の演技。 敵対するボスがキャスパー、演じのはジョン・ポリト、彼は「バートン…

「コンテイジョン」ウイルスより怖い人間の愚かさ

今日は「パンデミック」に関連したものを観てみようかと思い、本作を。 コンテイジョン=contagion 意味は「接触伝染、感染、接触伝染病」です。 ちなみにパンデミック=pandemic の意味は、「何らかの疾患、特に感染症が、国中もしくは世界中で流行すること…