映画は心の筋トレ

子どものころ観たゴジラ映画に始まって今も観続けている映画の備忘録

「セブン」衝撃的なラストは想像を超えた・・・ネタバレあり

本日の映画は「セブン」(劇中の表記は Se7en


連続猟奇殺人事件を描いた映画、この手のは苦手なので評判が良くても敬遠してきたんです。


が、せっかく何本かデヴィッド・フィンチャーの作品を観てきたのだからやはり観ておくか、と半分、義務感で観てしまったわけですが。

う~ん、想像以上に衝撃的。


やはり観るんじゃなかったか~?!
こういう映画を観るとしばらくは印象的な(残酷な)そのシーンが何度も頭の中でリピートされるので、かないません。

1.七つの大罪

キリスト教の「七つの大罪」をモチーフにしているが、5人の被害者が出たところで警察署に血まみれの犯人が自首してくる。


これがジョン・ドゥ(名無しのジョン)演じるのはケヴィン・スペイシー
彼が出演していることを全く知らなかったので、おおっ!と驚いた。


オープニング・クレジットに彼の名前はなかったよね?
そうか、あえて伏せていたのか~
エンディング・クレジットにはケヴィン・スペイシーの名が一番に表示されたので、主役でもないのにどうして?とオヤッと思ったが、そのせいなんだね。


ブラッド・ピットもだが、ケヴィン・スペイシーも若い!
しかしこの異常者を演じるケヴィン・スペイシーは上手いなあ。


本当に上手い!

2.嫉妬と憤怒

あと2人の犠牲者が出るとなった時点でもう大方ラストの悲劇は予想ついたのだが、「まさか、そんなひどいことはやめてくれ・・・」と心の中で願ったにもかかわらず・・・残念ながら・・・まあ予想通りの展開に。。。


ひどいよね。

でも、七つの大罪の最後の二つがジョン・ドゥの「嫉妬」とデビッド・ミルズ刑事の「憤怒」かあ・・うまいですよね~

3.オープニングとラスト

オープニング・シーンは何の気なしに観てしまったが意味があったのですね・・


犯人が指先の指紋を削り取って包帯を巻いているシーンとか。

ラストは、配送業者によって荷物が運ばれてくるシーン。


なぜこんな遠方まで来たのだろうと思いましたよ。わざわざ・・・

このシーン。

実際には箱の中身は何も見せません。(見たくもないけど)

それを想像させるだけなのがよけい怖いです。


ジョン・ドゥが何をやったか・・・それをダイレクトに言わず、でも、デビッドが察するように話を持っていくところが怖いし、かえって残酷でした。


いやあ本当に背筋が凍り付きました。

モーガン・フリーマンも名演でしたね。

4.セブン 作品概要

作品概要

作品名:「セブン」
1995年公開
監督:デヴィッド・フィンチャー
デビッド・ミルズ刑事:ブラッド・ピット
ウィリアム・サマセット刑事:モーガン・フリーマン
トレイシー・ミルズ:グウィネス・パルトロー
警部:R・リー・アーメイ
ジョン・ドゥ(名無しのジョン):ケヴィン・スペイシー