映画は心の筋トレ

子どものころ観たゴジラ映画に始まって今も観続けている映画の備忘録

2021-06-15から1日間の記事一覧

「ターミネーター:ニュー・フェイト」「審判の日」を阻止したのに・・・

「ターミネーター:ニュー・フェイト」(Terminator: Dark Fate) ターミネーターシリーズは1997年公開の「ターミネーター2」まで観て、あとの作品は観ていなかったんです。 ただ本作は「ターミネーター2」の正当な続編ということらしく、ジェームズ・キャ…

「隠し砦の三悪人」気品ある上原美佐はお姫様だった

先日観た「独立愚連隊」(1959)について、さほど強烈な印象はなかったのですが、唯一、上原美佐の印象だけはとても強く残っており、彼女を見たいがためだけに本作を視聴してみました! 雪姫を演じる上原美佐、大学在学中に本作のヒロインとして抜擢されたと…

「ミラーズ・クロッシング」帽子の似合う男一匹、どこへ行く・・・

またコーエン兄弟ですヨ。 今日は「ミラーズ・クロッシング」 禁酒法時代、ギャング間の抗争を描いた映画。 トムが参謀格を務める一方のボスがレオ、アルバート・フィニーが貫録の演技。 敵対するボスがキャスパー、演じのはジョン・ポリト、彼は「バートン…

「コンテイジョン」ウイルスより怖い人間の愚かさ

今日は「パンデミック」に関連したものを観てみようかと思い、本作を。 コンテイジョン=contagion 意味は「接触伝染、感染、接触伝染病」です。 ちなみにパンデミック=pandemic の意味は、「何らかの疾患、特に感染症が、国中もしくは世界中で流行すること…

「ある女流作家の罪と罰」深みにはまっていく人生、哀しくて滑稽

落ち目になった小説家が著名人の手紙を捏造、それを売って稼ぐが、結局は・・・というお話。 予告を観てても地味な映画だなぁ、という印象。 それに見た目ぱっとしない中年女性が主人公だし・・・と迷った挙句、でも観てみました。 以下ネタバレあります。。…

「ビッグ・リボウスキ」怪演!ジョン・グッドマン!

さて日曜日は仕事も一休み、とすることが多いのですが。 そんな日は、10時に家を出て、お気に入りのFM「メロディアス・ライブラリ」(パーソナリテイは小説家の小川洋子さん)を聴きながら歩きます。 この30分が実はお気に入りのひと時なんです。 そして、今…

「独立愚連隊」もっとブッ飛んでほしかった愚連隊

さて、またまた岡本喜八作品です。 「血と砂」(1965)「江分利満氏の優雅な生活」(1963)と立て続けに岡本喜八作品を観ましたが、とても良かったので本作も期待したのですが・・・ 佐藤允はこの作品が出世作となったんですね。 和製リチャード・ウィドマー…

「ゴーン・ガール」頭が良くて、残忍な美女が奥さん

さて本日の映画は「ゴーン・ガール」 監督はデヴィッド・フィンチャー。 「セブン」「ベンジャミン・バトン数奇な人生」「ドラゴン・タトゥーの女」などで知られる監督ですね。 1.現実と日記 観始めたときはどういうストーリーなのかつかめませんでした。 …

「バートン・フィンク」なんなんでしょう、不穏な空気が漂う不思議な映画

またまたコーエン兄弟の「バートン・フィンク」 まず、バートン・フィンクというのは人の名前。 NYの劇作家で高い評価を得ているバートン・フィンクがハリウッドから依頼を受け映画の脚本を書くことになる。が、なかなか思うように脚本が書けず、ついには殺…

「グリーンマイル」神様の使いだったんだろうね

今日のフィルムは「グリーンマイル」 公開当時よく宣伝されていたしアカデミー賞にもノミネートされていたのでいい映画なのでしょうが、自分はどうもこういう感動させますよ、といいたげな(と勝手に思っているだけなのだが)映画には、さほど関心がない方で…