映画は心の筋トレ

子どものころ観たゴジラ映画に始まって今も観続けている映画の備忘録

「プライベート・ウォー」貫録のロザムンド・パイク

今日の映画は「プライベート・ウォー」

主演はロザムンド・パイク

予告で観た彼女が黒の眼帯(アイパッチ)をしているのが格好良かったので。

期待通りでした。

ロザムンド・パイクは良かった!

この時39歳、貫禄です!

1.ライスよりいい?!

本作は2012年にシリアで取材中に死亡した戦場記者メリー・キャサリン・コルヴィンの話。

2011年にはリビアで内戦中に外国人記者として一番最初にカダフィ大佐へインタビューしています。

カダフィに対して真正面から辛辣な物言いをするのに驚きました。

度胸ありすぎ?!

カダフィも「(彼女は)ライスよりいい。」と返す。

ライスというのはアメリカ合衆国の政治家コンドリーザ・ライスのこと。

当時、国家安全保障問題担当大統領補佐官でしたね。

ところでこのカダフィ大佐、あまり似てなかったかな?!

2.酒、タバコ、PTSD

シリア内戦のさなか、56歳で命を落とすんですね。

勇気あり過ぎでしょ?!

決してお涙頂戴には陥らず、淡々とコルヴィンを描いていていい映画でした。

大酒飲みでタバコもガンガン吸う人。

上司の言うことは聞かない。

経費の請求もろくに出来ないというエピソードも描かれていたが、そういう事務的なことは出来ない、普通の生活能力の全くない人だったようです。

戦場での報道一本で生きた人なんですね、まさに文字通り。

そしてコルヴィンは数度の戦場体験によるPTSDにも苦しむ。

そういう意味で、普通のヒーロー・ヒロインとして格好良く描かれてはいないのが好印象でした。

ラスト、コルヴィン本人の映像も流れますよ・・・

3.コルヴィンのセリフ

印象に残ったコルヴィンのセリフです。

「どんなに怖くても一歩前に踏み出して苦しみを記録すること」

「戦場報道で現状を変えることができるか?」

「真の困難は人間性を信頼し記事を読んだ人々が関心を持つと信じること」

4.プライベート・ウォー 作品概要

作品概要

作品名:「プライベート・ウォー」

2018年公開
監督:マシュー・ハイネマン
メリー・キャサリン・コルヴィン:ロザムンド・パイク