グラン・トリノ あのセリフ「No No No...」って
昨年10月に観た「グラン・トリノ」
久しぶりに2回目視聴。
何か映画観たいなあと思った際に、あの静かな、そして男のケジメの付け方を描いた映画をまた観たくなったわけです。
味わい深かったですね。
自分もまた歳をとったからなのか。
ウオルト・コワルスキーのあの自分の人生への決着の付け方はしみいりました。
今回一つ気が付いたことがあります。
スーが陵辱されて家に戻ってきた姿を見て自宅に引き返すコワルスキーがつぶやきます。
「No No No No ........」
ここ日本語字幕はなかったんですよ。
どういう日本語が適当なんでしょうね。
と思って画面に釘付けになってしまいました。
「違う違う違う・・・」? それとも
「ダメだダメだダメだ・・・」?
「クソっクソっクソっ・・・」か?
衝撃的なラストは分かっていてもグッと来ましたが、このノーノーノーの繰り返しの場面。
この場面こそ今回は最も心に迫るものを感じましたよ。
いい映画は何度も観たくなるし、今回みたいに一度では気が付かない部分を発見したりもして、何度も味わいたいものですよね。
自分ももっと歳をとってくるとまた違った感慨が湧いてくるのか、なんかそういうのも楽しみになってきました。
「グラン・トリノ」(Gran Torino)
2008年 アメリカ映画
監督・プロデューサー・主演はクリント・イーストウッド