「アトミック・ブロンド」背中の筋肉が隆起したシャーリーズ・セロンを観て脊柱起立筋を鍛える
こういうスパイものは話がややこしくって、頭がついていかず、途中から人間関係や組織の関係を把握するのをやめてしまいました。
それよりも主役のローレン・ブロートン演じるシャーリーズ・セロンの見事なアクション、キレのいい動きを観ているだけで満足できる映画です。
1.シャーリーズ・セロンの背中
一番目を引いたのは冒頭の入浴シーン。
傷だらけ、あざだらけの体で風呂に浸かるシャーリーズ・セロン。
本作は過去の事件を振り返るという構成のため、この入浴シーン時点は現在なので、過去の事件で受けた傷・あざが残っているわけ。
ここで見せる背中の筋肉がいいですね。
背骨に沿って縦にまっすぐ伸びた大きな筋肉が脊柱起立筋(せきちゅうきりつきん)。
脊柱起立筋を鍛えると背中の真ん中あたりに隆起ができ、逆に背骨が沈んで見えるため、まるで山と谷が出来ているように見える。
シャーリーズ・セロンの場合、特にこの上部の方、首の下あたりの筋肉が特に隆起していて、おおっ!と思わず唸ってしまった。
この入浴シーン、この背中をわざわざ見せているという風に思えたのだが、シャーリーズ・セロンも自信がある箇所なんじゃないかな・・・
2.脊柱起立筋
脊柱起立筋は8つの筋肉で構成されているのだが、大きく分けると、腸肋筋(ちょうろくきん)、最長筋(さいちょうきん)、棘筋(きょくきん)の3つに分けられる。
脊柱の上部の方となると、頭最長筋(とうさいちょうきん)、頸最長筋(けいさいちょうきん)とかが発達しているのかな、と思います。
これらの筋肉は、背中を真っすぐに伸ばして姿勢を維持し、上半身を安定させる、のに役立ちます。
そして脊柱起立筋を鍛えようとするなら、基本はバックエクステンションですね。
3.脊柱起立筋を鍛える筋トレ
1)バックエクステンション
床にうつぶせになる。
頭から胸、そして足も床から浮かす。
この時、腕は前方へ伸ばすのですが、もしくは両サイドにだらんと下げた状態の方がやりやすいかもしれません。
後頭部を両手で支えるというやり方もあるようですが、首への負担が大きいかなと思い私はやりません。
ここで数秒、最初は1秒でも2秒でもいいので、静止。
そしてゆっくり元の位置に戻す。
これを1セット8回繰り返す。
注意しなければならないのは、他の自重トレも同様ですが、
鍛えている部位を意識する。
呼吸をする。
ゆっくり動作する。
反動を使わない。
ですね。
2)ニートゥエルボー
それからより難易度が高いトレーニングにニートゥエルボーというのがあります。
これはまず膝をついた状態で、四つん這いの姿勢になる。
対角の手足を一直線になるよう伸ばしていく。
例えば右手と左足を伸ばす時は、左手と右ひざで体を支える。
伸ばしきったら今度はゆっくりと縮めていき、お腹の下で膝と肘をくっつける。
膝と肘をくっつけるのでニー(膝)トゥ エルボー(肘)と呼ばれている。
その後、ゆっくりと元の姿勢に戻していく。
この動作を1セット8回繰り返す。
次に逆側の手足で同様に行う。
また慣れてきたら膝を伸ばして突っ立った状態で行う、というより難易度の高い方法もある。
このトレーニングも主に脊柱起立筋を鍛えるのに役立つのですが、他に多くの筋肉も同時に鍛えられ、体全体を鍛えられるトレーニングと言えるのですが、同時にバランスもとらないといけないため体幹も鍛えられることになりますよ。
自重トレの中で最も重要と言ってもいい体幹を鍛えながら脊柱起立筋も鍛えられるので、日々こなしたいトレーニングの一つです。
シャーリーズ・セロンは若いころバレエを学んでいたそうなので身体能力も高いのでしょうね。
その上に、背筋の真っすぐ伸びた姿勢を維持するためのトレーニングも相当こなしたのではないだろうかと想像しました。
身長も177cmと高く、そういう人が背筋をピシッと伸ばしていると、立ち姿も歩く姿もとても美しくかっこいいのですよね。
4.アトミック・ブロンド 作品概要
作品概要
作品名:「アトミック・ブロンド」
2017年公開
監督:デヴィッド・リーチ
ローレン・ブロートン:シャーリーズ・セロン
デヴィッド・パーシヴァル:ジェームズ・マカヴォイ