映画は心の筋トレ

子どものころ観たゴジラ映画に始まって今も観続けている映画の備忘録

「LUCY/ルーシー」覚醒したスカヨハの立ち居振る舞いを観て背筋を鍛える

「人間はその脳の10%しか使っていない」という説があり、もしその脳の機能を100%使えたらどうなるのだろう?という未知の領域を描いたSF映画

主人公の平凡な女性ルーシーが交際相手のせいで事件に巻き込まれ、体内に新種の麻薬を埋め込まれるのだが、麻薬の入った袋が破れたため体内に拡散してしまう。

冒頭、ルーシーが交際相手に振り回されるシーン、おそるおそるホテルのフロントで相手を呼び出すシーン、マフィアの前に引っ張り出されるシーン、体内に麻薬を埋め込まれ運び屋となることを強制されるシーン、一貫して、歩くのもおぼつかない、おどおどとした意志の弱い女性に描かれ、他人のせいで偶然にも巻き込まれたその不幸に同情させられます。

1.覚醒したルーシー

しかし、28分過ぎ、麻薬が体内に拡散したせいでルーシーの脳が覚醒します!

ここから超人的な能力を発揮するのですが、この覚醒した瞬間のルーシー(スカーレット・ヨハンソン)がいいですよ。

目に自信があふれ、背筋がすっと伸びた佇まいがいい。

歩く姿、立ち居振る舞いに強さが現れてます。

背筋がすっと伸びていると美しく見えますね。

そのためには、やはり体幹、腹筋、背筋を鍛えなければなりません。

2.背筋を鍛える方法

1)バックエクステンション

背筋を鍛えるのにいいのは懸垂ですが、そうそう家に懸垂マシンを普通置いていないと思います。

そこで基本はバックエクステンション。

うつぶせに寝て上方を見上げるように背中を反って頭を持ち上げる。
ここで1秒ほど一旦静止。
背筋(脊柱起立筋という背骨に沿った筋肉)の緊張がとけないようにゆっくり頭を降ろす。

ここで注意すべきなのは、背筋(脊柱起立筋)を常に意識し、緊張がとけないようにすること。

反り過ぎて腰を痛めないように注意すること。

手で後頭部を抱え込んで後ろから押さえてしまうのではなく、横にそえる程度にするか、もしくは腕は体の横に伸ばして手の平は上向きにするとやりやすいんです

反動は使わないようにしましょう。

しっかり意識してゆっくり、10回程度でいいんです。

2)プローンレッグレイズ

ベンチもしくは低いテーブルなどがあれば面白いのが、プローンレッグレイズですね。

腕でベンチもしくはテーブルにしがみつき、上半身を固定し、足はベンチから出して浮かせる。
両足をそろえて、無理なく上がるところまで上げる。
足が床に平行になる位置までゆっくり降ろす。

これも10回程度でいいですよ。

この時も注意すべきなのは、常に脊柱起立筋の緊張を持続させること。
そして反動は使わず背筋を意識してゆっくり動作すること。

ちなみにプローン=prawn=海老、です。

まるで海老のように体を反らせるわけですね。

3.100%覚醒したルーシー

さて、ルーシーの脳は以降も10%、20%、30%と覚醒していくにつれ超人的な力を発揮し、しかし一方、人間的な感情や痛みの感覚などは失われていく。
そしてついに100%覚醒する時がやってきます。

冒頭のルーシーと後半のルーシーはもはや別人であり、その落差を見事、スカーレット・ヨハンソンが演じています。

ここからは、とんでもない現象が続き、「科学的にはありえないだろ?!」というシーンの連続なんですが、そんなことは気になりませんでしたね。

超人的な能力を手に入れ、膨大な知識を瞬時に獲得し、例えば2台のパソコンを両手で凄まじいスピードでタイプするシーンとか面白いです。

でも格闘シーンはほぼないんです。

なぜなら手を動かすだけで相手が宙に舞ってしまうので?!

ただただ、自信と意志をみなぎらせたスカーレット・ヨハンソンの歩く姿を見ているだけで満足できる映画なんです。

ちなみにですが、「人間は脳の10%しか使っていない。」という説は既に否定された説ではあるようなんですね。

でも、脳に関してはいまだ完全に解明されていない疑問も多く存在している、ということは言えるのだと思います。

4.LUCY/ルーシー 作品概要

作品概要

作品名:「LUCY/ルーシー」

2014年公開
監督:リュック・ベッソン
ルーシー:スカーレット・ヨハンソン