「ファイト・クラブ」想像したものと違ったけど息もつかせぬ面白さ
先日観た「セブン」の流れでまたまたデヴィッド・フィンチャーを。
「セブン」は連続猟奇殺人事件の話なので私個人の好みでは全くなかったのですが、この「ファイト・クラブ」はそのタイトルからしても格闘を通じて男が成長していくような、そんなストーリーだと想像していました。
全然、違いますね。
見事に予想を覆されてしまいました。
1.一人芝居
以下ネタバレあります。
確かに素手で格闘するファイトクラブというものを設立していくのですが、その中心人物となる格好いい男、タイラー・ダーデン(ブラッド・ピット)が実は主人公(エドワード・ノートン)の別人格だった、というお話。
この主人公、クレジットでは「ナレーター(Narrator)」と表記され、時々、自分のことをジャックと呼んでいました。
完全に、だから、一人芝居なんですね・・・
何なんだこれは??って感じ。
タイラー・ダーデンは主人公ジャックが創造(想像?)してしまった男で、実在しないわけです。
終盤になってようやくそのことがわかるので、まさに驚きなんですが、終始、息もつかせぬ展開で面白い!
2.細マッチョのブラッド・ピット
ブラッド・ピットはいはゆる細マッチョ体形で大胸筋も膨らみすぎず、でもしっかりとあり、腹筋もまたしっかり浮き上がっています。
彼、筋トレもしっかりやってるのでしょうね。
筋トレって毎日同じようなメニューをこなすのは若干、苦痛でもあるんです。
それでも腹筋を割りたい一心で何らかの腹筋メニューを日々こなしたいんですね。
数年前までは筋トレに器具なども一切、使ってこなかったのですが、やはりそれでは十分な効果が得られない、また効率的でない、と考え、何種かの筋トレ器具を徐々に揃えてきています。
3.腹筋ローラー
その一つが腹筋ローラー。
膝をついたままローラーを前へゴロゴロ転がしていき、腕を前に伸ばす、この時、膝からローラーを持つ腕までが一直線になる。
そこからまた体を起こしながらローラーを手前へ引き戻してくる、の繰り返し。
いはゆる膝コロです。
慣れてくると膝をついたままでは物足りなくなり、立って行うようになる。
爪先からローラーを持つ腕までが一直線になるイメージ。
ただし背中が反ると腰への負担がかなり大きいので、背中は丸め気味にして行う。
これが立ちコロです。
腹筋だけではなく、太もも、腕にも結構、負荷がかかるので全身運動に近いと言えます。
1セット8回程度で済ます場合、最後の8回目は前へ体を伸ばして、そのままの姿勢を8秒維持してから戻す、というやり方にしているんです。
筋トレというのは継続しているうちに筋力はつきますし、同じ回数では物足りなくなり、マンネリになってかえって飽きたりもしてきますが、でも回数を増やすのが嫌な私は、その代わり、同じ回数でもより負荷をかけるようなやり方を考えているんです。
ああ、そうそう主役のエドワード・ノートンはスリムだけど、細マッチョと言うほど筋肉質でもないですね。
ブラッド・ピットの方が断然、見栄えがするなあ、とついついそんなことを考えながら観ていましたよ。
マーラ・シンガー役のヘレナ・ボナム=カーターも良かったです。
4.ファイト・クラブ 作品概要
作品概要
作品名:「ファイト・クラブ」
1999年公開
監督:デヴィッド・フィンチャー
ナレーター(主人公・「僕」):エドワード・ノートン
タイラー・ダーデン:ブラッド・ピット
マーラ・シンガー:ヘレナ・ボナム=カーター
ロバート・ポールセン(ボブ):ミート・ローフ
エンジェル・フェイス:ジャレッド・レト