「ターミネーター:ニュー・フェイト」「審判の日」を阻止したのに・・・
「ターミネーター:ニュー・フェイト」(Terminator: Dark Fate)
ターミネーターシリーズは1997年公開の「ターミネーター2」まで観て、あとの作品は観ていなかったんです。
ただ本作は「ターミネーター2」の正当な続編ということらしく、ジェームズ・キャメロンが製作に復帰しているということを知って観ることにしました。
以下ネタバレあります。
1.突然現れるT-800
さて「ターミネーター:ニュー・フェイト」
冒頭、1998年、突然現れたターミネーター、T-800(アーノルド・シュワルツネッガー)にいきなりジョン・コナーが殺されてしまう。
と、ここで頭が混乱してしまった・・・。
「ターミネーター」(1984年公開)で、T-800は1984年にタイムスリップしてきたけどサラ・コナーにやられました。
その時、身ごもった息子が将来、革命軍を指揮することになるジョン・コナーです。
「ターミネーター2」(1991年公開)で、1995年にタイムスリップしてきたT-1000と共にサラ・コナーとジョン・コナーは1997年に起きるはずだったスカイネットによる「審判の日」を阻止しました。
なのに、なぜ1998年になってT-800 にジョン・コナーが殺されるのか??
すみません、ここが全然、理解できなかったです。
2.「I will be back. 」
冒頭いきなり混乱してしまったおかげで、その後のストーリー(2020年になっている)もあまり頭に入ってこなかったんです。
印象に残ったのは、進化した新型ターミネーターが優男なのにおそろしく強いのと、いいおばちゃんになって貫録のリンダ・ハミルトン。
グレースという2042年の人類軍の強化兵士の背の高いこと(178cmらしい?!)
なぜか人間らしくなったT-800 いや、カール?!
そして彼はまたラストで敵の新型ターミネーターと相打ちの末、死ぬわけですが、ここで「I will be back.」とは言わなかった・・・。
本作、面白い映画なんですが、どうも話がこんがらがってしまって・・・。
あの有名なラストシーンの「ターミネーター2」には及ばないなあ、と思いましたね。
ところで原題は「dark fate」ですが邦題は「ニューフェイト」
「fate」は「destiny」と若干ニュアンスが異なって、「悪い運命(死、敗北)」「人知を超えていて不可避である」というニュアンスがあります。
「運命」というよりも「宿命」の方が合うかもしれません。
ということは本作も「ダークフェイト」の方がしっくりくるような気もしますね。
3.ターミネーター:ニュー・フェイト 作品概要
作品概要
作品名:「ターミネーター:ニュー・フェイト」(Terminator: Dark Fate)
2019年公開
監督:ティム・ミラー
サラ・コナー:リンダ・ハミルトン
T-800 / カール:アーノルド・シュワルツェネッガー