映画は心の筋トレ

子どものころ観たゴジラ映画に始まって今も観続けている映画の備忘録

「KG カラテガール」高く美しいハイキックを観てジャックナイフ・ストレッチをしてみる

KGカラテガールは、ノースタント、ノーワイヤー、ノーCGを謳っています。

主演の武田梨奈と妹役の飛松陽菜の見せる空手アクションが面白い、というより絵になりますね。

武田梨奈「ハイキックガール」(2009年)でデビューしましたが、それより彼女、頭突きによる瓦割をCMで見せて一挙に有名になりましたよね。

彼女は10歳のころから空手を始め、黒帯二段。

本作品当時、20歳。

妹役の飛松陽菜はこの当時、まだ14歳。

でも飛松陽菜さんも同様に空手の素養があるのだと思われます。

1.武田梨奈の見せる空手

姉妹二人の見せる空手はまず美しい。

足が高く上がります。

体もぶれないのでバランスがいいのでしょうね。

弾力のある床板などではなく、コンクリートの上でジャンプしての蹴りも見せていたので、ジャンプ力もありそうです。

何と言っても若いですから。

ラストでは、姉妹でそろっての上段回し蹴り、上段後ろ回し蹴り、横蹴りをきれいなフォームで見せてくれます。

武道としての凄みや、スピード、パワーはあまりないのですが、バランスよく高々とあがる上段蹴りの美しさには惚れ惚れします。

2.蹴りに必要な筋肉

強く速い蹴りを出すために必要な筋肉とは何でしょう。

それは、大腿四頭筋、ハムストリング、下腿三頭筋、それから股関節周辺の筋肉である臀筋群と腸腰筋群あたりかと思います。

3.股関節の柔軟性

しかし、高く足を上げるためには股関節の柔軟性がとても重要になると思いますね。

そこで開脚、もしくは股割とも言いますが、これがある程度できないと足は高く上がりません。

私も若いころは高々と足も上がっていたのですが、寄る年波には勝てず(というか柔軟運動等をしてこなかった)今では足はあがらず、当然、開脚なんかお恥ずかしい限りです。

地道にストレッチを毎日やるというのが基本なのでしょうが、この開脚を一人だけでやろうとすると、背中を押してくれる人がいないということもあり、どうも中途半端でしっかりやったという気がしてきませんよね。

そこで便利な方法が家の中の壁、ドアやふすまなどを利用する方法なんです。

1)開脚の方法

以下のビデオの3分頃から壁と壁のすきまを使った開脚の方法が紹介されていますよ。

この動画のように、壁と壁のすきまを使う方法だと足先が壁にブロックされるし、まだそこまで開脚できないという場合でも、壁の端っこを両手でつかんでグイっと体を前方に倒す、という動作もやりやすいので、とても便利です。

要は壁などを補助に使う、ということですね。

内股にかなり痛みを感じることができるので、効果を感じられ、開脚を「やった感!」がありますね。

2)ジャックナイフ・ストレッチ

それから太ももの裏側(ハムストリング)、膝の裏側がきれいに伸びないといけないのですが、そのためのストレッチ方法として「ジャックナイフ・ストレッチ」というものがあります。

曲げ伸ばしする形が「ジャックナイフ(折り畳みナイフ)」に似ていることからこの名前がついているんですよ。

以下の動画の5分頃からご覧ください。

ジャックナイフ・ストレッチのやり方としては、

①両足をそろえて、しゃがむ。

②やや後ろ方向から両手でかかとを持つ。

③胸、腹と太ももとをくっつけるようにする。

④胸、腹と太ももとをくっつけたまま、できるだけ膝裏を伸ばす。

⑤膝裏に痛みを感じるが、この状態を5秒〜10秒キープする。

⑥また元の位置に戻る。

⑦これらを5~10回ほど繰り返す。

それから膝裏を伸ばすと痛みがありますが、この膝裏を伸ばすことは腰痛治療にもなるんです。

私も腰痛持ちで、過去に何度か整体の先生にお世話になりましたが、その時、腰痛治療の一環で、膝裏を思いっきり伸ばされて悲鳴をあげたことも度々ありました。

先の開脚と合わせて週に何回かでもこういうストレッチを行うことで、足を高く上げての蹴りもできるようになっていくと思います。

4.「KG カラテガール」 作品概要

作品概要

作品名:KG カラテガール

2011年公開

監督:木村好克

紅彩夏(くれないあやか):武田梨奈

紅菜月(くれないなつき):飛松陽菜