「ミッション:インポッシブル/フォールアウト」ロープ登りの成果を見せてくれるトム・クルーズ
「ミッション:インポッシブル」シリーズ第6作です。
本作でもトム・クルーズが魅せてくれましたー。
カーチェイスも「イーサン走り」も相変わらず良かったけど、今回、注目したシーンはこちら。
1.ロープ登り
最後半、ヘリコプターによるアクションシーンで、トム・クルーズはヘリから垂らしたロープにつかまり、それをよじ登っていきます。
そう、これは筋トレの中でも最も難しい部類に入る「ロープ登り」ですよね!
2.力こぶと上腕二頭筋
前作の「ローグネイション」ではトム・クルーズのたくましい力こぶが見られたが、この力こぶを作りたいなら上腕二頭筋を鍛える必要があります。
実は、腕立て伏せで鍛えられるのは上腕三頭筋なんです。
上腕三頭筋は腕を伸ばす働きを持つ筋肉で腕の外側、というかまあ裏側にある筋肉。
腕立て伏せというのは、まず大胸筋を使って上腕骨(肩関節)を前に出す、そして曲げた腕を上腕三頭筋を使って伸ばす(床を押す)、という二つの動作の組み合わせ。
なので腕立て伏せでは力こぶは鍛えられないのです。
勿論、腕回りを大きくするのには役立っているんですけど。
力こぶを大きくするためには上腕二頭筋を鍛える必要があって、この筋肉は肘を曲げる、物を持つ、ダンベルを上げる、バーベルを巻き上げる動作に機能していますよ。
3.上腕二頭筋を鍛えるロープ登り
で、この上腕二頭筋を鍛えるのによいのがロープ登り。
学校の体育館とかには長いロープが天井からぶら下がっていたように記憶しているけど、通常はなかなかお目にかかれないですよね。
なので公園にある鉄棒にロープを引っ掛けてトレーニングするという方法をとってみます。
この場合、高い鉄棒でなくても構いません。
低い鉄棒であってもロープを引っ掛けて、自分は地面に寝た状態からロープをつかんで腕の力だけで上へ体を引き上げていく。
これを何回か繰り返すだけでも相当、ロープ登りのトレーニングになります。
公園にある棒登りでもいいと思いますが、ロープは固定されていず、ゆらゆら揺れるのでその分、難易度が高いのだと言えますね。
懸垂も同じようなトレーニングに思えますが、懸垂で鍛えられるのは主に広背筋と大円筋です。
上腕を背中側に引っ張るのが広背筋の役目で、物や相手を引き寄せる動作に役立つ。
広背筋の仲間が大円筋で広背筋と同じく引き寄せる動作に役立ち、広背筋を補助している。
なので逆三角形の体を作ろうと思えば懸垂、力こぶを大きくしようと思えばロープ登りが良いトレーニングとなります。
ロープ登りは揺れるロープをしっかりつかむ握力も必要だし、体を上へ引き上げる瞬間には片手を離さないといけないので、その瞬間は片腕で全身を支える必要があるという難易度の高い筋トレなんですよ。
映画の中で、トム・クルーズはロープを登るのに当然、足も使っていたけど、それにしてもあの長さのロープを登り切った点や、前作で見せた力こぶ、から考えると、こういうロープ登りのような筋トレも相当やったんじゃないかなと思いました。
この当時56歳!
凄いぞ、トム・クルーズ!!
ただしロープ登りを行う際には降りる際には怪我しないよう最新の注意が必要ですよ。
4.ミッション:インポッシブル/フォールアウト 作品概要
作品概要
作品名:「ミッション:インポッシブル/フォールアウト」
2018年公開
監督:クリストファー・マッカリー
イーサン・ハント:トム・クルーズ