映画は心の筋トレ

子どものころ観たゴジラ映画に始まって今も観続けている映画の備忘録

「フルスロットル」ジャンプするダヴィッド・ベルを観て下腿三頭筋を鍛えてみる

「アルティメット」(2004年)を英語リメイクした作品で、無法地帯と化したデトロイトで刑事ダミアン(ポール・ウォーカー)とリノ(ダヴィッド・ベル)が大暴れするお話。

ストーリーは「アルティメット」とほとんど変わらない。

それよりも何よりもパルクールの第一人者ダヴィッド・ベルのアクションを再度観たいと思ったわけです。

前作から10年経過しているのですが、ダヴィッドの体形はほとんど変わっていないようにお見受けしました。

走る、跳ぶ、高所から飛び降りる、つかまる、壁を走る、狭いスペースに飛び込む、などのアクションのキレもそのまま。

特に本作では、車の窓に足から飛び込むシーンもあり楽しませてくれましたよ。

1.ジャンプ力

今回、注目したのは跳ぶ=ジャンプ力。

ビルからビルへジャンプする、高い場所にある棒にジャンプしてつかまる、走って跳んで、走って跳んで、なんか始終ジャンプしている感じ。

こういうジャンプ力はどう鍛えればいいだろう。

2.ジャンプ力と下腿三頭筋

アキレス腱を作り出す下腿三頭筋(かたいさんとうきん)という筋肉があって、この筋肉を鍛えればいいということは言えますね。

この下腿三頭筋は腓腹筋(ひふくきん)とヒラメ筋の2つで構成されている。

実は、もう一つ足底筋(そくていきん)というのもあるのですが、足底筋は人間が進化する過程で退化してしまってほとんど役に立たない筋肉なんです。

腓腹筋はふくらはぎを形作る大きな筋肉で、爪先立ち、走る、ジャンプ他あらゆるスポーツ動作に関係しており、腓腹筋の裏に隠れているヒラメ筋も腓腹筋と同様の働きがある他、身体が倒れないように支える働きもあるんです。

3.下腿三頭筋を鍛える

1)カーフレイズ

この下腿三頭筋を鍛えようとすると最も簡単なのがカーフレイズと呼ばれるトレーニング。

まず壁に向かって真っすぐに立ち、体の安定性を保つ為に、両手を壁につける。
背筋を伸ばしてゆっくりとつま先立ちを行う。
限界までかかとを上げたところで2~3秒間その状態をキープする。
ゆっくりと元に戻す
これを1セット8回繰り返す。

この時、注意したいのは、背筋を真っすぐに伸ばすこと、できるだけ限界のところまで高くかかとを上げること、

そして重要なのが、体を元の状態に戻す時に、かかとを床に着けない状態で静止。

それから、再びつま先立ちを行うこと、でしょうか。

当初は体がぐらぐらしないように壁に手を付けて行います、慣れてきたら手を壁から離して爪先だけで体を支えるようにしたい。

でもこれが思ったより難しいのです。

また負荷をかけようとすれば片足だけでカーフレイズをやるという方法もありますね。

2)つま先立ち歩き

もっと簡単な方法として、気が向いたときに部屋の中をしばらくつま先立ちで歩き回ってみる、という方法もやってみてはどうでしょう。

これなんかは何セット、何回やるとか意識しなくても、気が向くままにやる、という感じですね。

筋トレは一度にたくさんやるよりも、ずっと継続することに意味があるので、こういう風に思いついたときに爪先立ちになってみる、というような、ゆるーいやり方もありではないでしょうか。

そういえば、漫画「巨人の星」の中で、星飛雄馬が電車の中で吊革につかまらず爪先立ちで耐えているトレーニングシーンを思い出しましたよ。

ダヴィッド・ベルですが、高所から飛び降りたときは、足だけではなく両手も地面(床)に着ける、もしくは着地と同時に転がる、などの方法で着地の衝撃を和らげています

こういうのは高所からの着地の基本なんでしょうね。

基本をおろそかにしないからこそ、前作から10年を経ても、全然遜色ない動きが(体型も含めて)できるのだろうなあ・・と感心させられました。

基本を大事に、地道に継続する、でも飽きないように工夫もする、というのが筋トレにおいて重要だよなあ、と気持ちを新たにいたしました。

4.フルスロットル 作品概要

作品概要

作品名:「フルスロットル」Brick Mansions

2014年公開
監督:カミーユ・ドゥラマーレ
脚本・原作:リュック・ベッソン

ダミアン・コリアー:ポール・ウォーカー
リノ・デュプリー:ダヴィッド・ベル