かっこかわいい女性が闘うアクション映画.....「ANNA/アナ」
16歳でランウェイデビューを果たしたサッシャ・ルスが主演を果たしたアクション映画。
監督はリュック・ベッソンですから期待しましたよ。
1.淡々と進むアクション映画
1)アクションのキレは抜群
以下、ネタバレあります。
アナの最初の任務であるレストランでの殺しのシーン。
サッシャ・ルス、背はさほど高くないようですが手足が長いので、アクションは映えますね。
銃がなくてナイフで相手の首を刺すシーン、皿を使って戦うシーンなど面白かったです。
一番グッと来たのは、後ろ向きに足から飛びついてそのまま体を前転させるシーン。
こういう総合格闘技的なシーンは好きなものですから思わず見入ってしまいました。
さて、この任務において肝心なところで、組織から与えられた銃から弾丸が出ません。
一瞬「ウッ」となる緊張感あるシーンです。
「ニキータ」(1990)でしたっけ??
ありましたよね。
ニキータが最初の任務をこなし、トイレの窓から逃亡しようとしたら、その窓の向こうがふさがっていたという・・・あの驚き、緊張、そして絶望的なシーン。
確か「ニキータ」だったと思いますが、違ってたらスミマセン。記憶力悪いもので。。。
あの「もうだめだ・・・」と絶望を感じさせるシーンに比べたら、本作でのこのシーンはさほどでもなかったんです。
「あ、またこれね・・・」って感想しかなかったです。
「ニキータ」のその最初の任務における絶望からの挽回。
恋人との旅行中に任務を遂行するというギリギリの緊張感。
こういうのが本作ではあまり感じられませんでした。
アクションのキレはいいのですが、なんか淡々とお話が進んでいく感じで・・・
「あっと驚く」シーンがなかったからでしょうかね。
2)華麗なガンアクションよりもギターでボコボコ
アナのアクションのキレは良かったんですよ。
格闘技もガンアクションも。
でもさほど盛り上がりはしなかったんです。
興奮がなかったんです。
こういうのは好みの問題もあるのでしょうね。
「マラヴィータ」(2013)では、ロバート・デ・ニーロの娘ベル(ディアナ・アグロン)が不良学生たちをギターでボッコボコにするシーンがとても印象的だったんですが、あんなギターでもインパクトあるシーンになりえるんですよね。
いかにガンアクションが華麗でも、インパクトを与えられるかどうかは別物なんだな、という気がしました。
2.あとがき
リュック・ベッソンによる闘う女性を描いた映画って面白くてよく観るんです。
「ニキータ」(1990)
「レオン」(1994)
「フィフス・エレメント」(1997)
「ジャンヌ・ダルク」(1999)
「マラヴィータ」(2013)
「LUCY/ルーシー」(2014)
「レオン」を別格とすると、やはり「マラヴィータ」かなあ・・・
アクション映画ではないですけどね。
でも女性が怒りを爆発させるシーンとしては最も印象に残っているんです。
好みの問題ですね、こればっかりは・・・
3.「アナ」 作品概要
作品概要
作品名:「アナ」(ANNA)
監督:リュック・ベッソン
2019年公開の米仏合作のアクション映画です。
主演は16歳でランウェイデビューを果たしたサッシャ・ルス。